毎日700頭の牛をさばき、食の大切さに気づいたオーストラリア留学。人生で一番の「いただきます」がこもった瞬間。

オーストラリアにワーホリ留学、牛を屠畜解体の仕事をされていた馬渡さん。今日はワーホリの魅力、その仕事を選ばれた理由、学んだことなどを聞いてみました!

はじめに、留学に行かれたきっかけや理由を教えてください!

留学に行った理由は、2つあります。1つ目は将来何をしたいのかを考える時間を作りたかったからです。休学期間に価値的な経験ができるのは留学だと思いました。今まで周りの意見に合わせることが多かったので、留学を自分でデザインすることで自分で意思決定し、行動してみたかったからです。

なぜワーキングホリデーという留学形態を選ばれたのでしょうか?

ワーキングホリデーを留学形態として選んだ理由は、将来のことを考える留学の中で、週5フルタイムで働いたときにどんな環境が自分にあっているのか、どう感じるのかを知りたかったからです。

食を追求した留学

なぜ数多くある職業の中でも屠畜解体を選ばれたのでしょうか?

もともと食に興味があったことから、「生産者の気持ちと食べ物への感謝を追求」したいと思い、初めはファームステイという農業のワーホリを希望していました。しかし時期などの事情もありファームステイは厳しいとのことだったので、リサーチする中で牛をさばく屠畜解体工場に辿り着きました。

具体的な業務内容はどんなものでしたか?

工場の中で流れ作業で様々な役割があります。私は心臓の血を抜いたり、胃の中のものの逆流を防ぐための金具をつけたりしていました。毎日700頭くらいの牛をさばいていました。かなり力仕事だし、大きな刃物を扱う仕事でした。

屠畜解体の仕事

屠畜解体は力仕事で刃物を使うので、危険なイメージがあります。

刃物をうまく使えるようになるまで、2ヶ月以上かかりましたね。僕の職場はアジア人が多く、寮も台湾人のみでした。周りのみんなは中国語など母国語で刃物のアドバイスを受けることできるので、上達するのがかなり早かったのですが、日本人は私しかいなくて英語でしか教えてもらえないので大変でした。

その中でどのように刃物の扱い方を学んだのでしょうか?

ボスも刃物の技術は自分で学ぶことをスタンスとしていたので、技術が身につくまでに腱鞘炎になったこともありました。独学で刃物の技術を上げるために、包丁を寮に持ち帰り、刃物の勉強をしました。わからないことは寮の台湾人に教えてもらいました。寮には台湾人しかいなかったので、中国語の勉強もして、中国語で教えてもらうこともありました。技術が身についてからは、技術が上がれば上がるほど楽にできるようになりました。

かなりマイノリティーの中での仕事だったんですね。仕事する中で意識されていたことはありますか?

自分の振る舞いが日本人のイメージに繋がると思い、仕事は真面目に取り組んでいました。

現地の方が自分に優しくしてくれたのは、自分よりも前にオーストラリアで働かれていた方が信頼されていたからだと実感し、自分も日本人の代表であることを意識していました。

今まの人生で1番「いただきます」がこもった瞬間

興味のあった食や命に関わる仕事を実際やってみて、感じたことはありますか?

そうですね、自分で生産したものを自分で食べることが留学のゴールの1つでした。工場では2週間に1回ミートセールというものがあり、自分のさばいたお肉を買うことができるんですよ。自分でさばいたお肉を食べたときは今までの人生で1番「いただきます」がこもった瞬間でしたね!とても美味しかったです。こんなに食と向き合ったのは初めてで、人々が「命を頂く」ということを認識し、食べ物に感謝するのが当たり前になればいいな、と思いました。

「やりたいこと×仕事」ができるワーキングホリデー

ワーキングホリデー留学全体を通しての感想を教えてください!

準備の段階から、職場のリサーチを行い連絡を取り合ったり、海外保険もワーホリに適したものカスタマイズしていくことなど、自分で意思決定し行動することを実践できました。

自分で手続きすることが多く、数ある選択肢の中から精査し選ぶ瞬間に直面します。時間も労力もかかりますが、自分で留学先を切り開いていくことは私費留学の醍醐味だと思います。

その中で身についたスキルや力はありますか?

適宜わからないことを調べて解決する能力環境の変化に対応する能力はワーホリを通して確実に身につきました。その中でもワーキングホリデーは自分のやりたいことを、日本でできないことを含めて、仕事を通して体験できることが最大の魅力だと思います!

ワーキングホリデーの魅力、食の大切さがひしひしと伝わってきました!本日はありがとうございました!

ありがとうございました!